腕時計の新たな可能性を育み、腕時計の様々な楽しさを体験できる発信拠点として2022年の秋にSeiko Seedが誕生し、最初の展覧会が「からくりの森」でした。私たちの想像を超えて、多くの方々に腕時計の内部機構、小さな機械たちの動きを通して、腕時計の仕組みや面白さ、技術の広がりを感じていただきました。
昨年は、機械式腕時計の機能に宿る「Animacy(生命感)」の正体を4組のクリエーターの独自の視点から再構築し、「時を伝える」という本来の機能の先にある「美しさ」や「面白さ」を体感していただきました。
3回目となる2024年の「からくりの森」は、機械式腕時計のエッセンシャルな要素のさらなる可能性を体感いただきます。
セイコーウオッチのデザイナーとアーティストの小松宏誠氏、エンジニアリングデザイン集団の SPLINE DESIGN HUB 、siroの四組が機械式腕時計に込められた要素にフォーカスを当て、それぞれの専門領域の知恵と技と表現で「からくりの森」を創り上げました。さまざまな驚きや発見、そして息づく鼓動をお楽しみください。
1981年生まれ。2004年武蔵野美術大学建築学科卒業、2006年東京藝術大学大学院修了後、アーティストグループ「アトリエオモヤ」のメンバーとして活動を開始。2014年に独立。「浮遊」や「鳥」への興味からはじまり、現在では「軽さ」「動き」「光」に着目した作品を展開中。美術館での作品展示をはじめ、商業施設など大空間の空間演出も行う。 2022年武蔵野美術大学建築学科特任准教授着任。
http://kosei-komatsu.com/2015年に設立。展示を作る仕事を中心に様々なプロジェクトで、企画から設計、制作まで取り組んでいます。得意とするのは体験の設計です。今回は「からくりの森」という展覧会をより良くするために、どういうものがあると良いのかを考えました。その作品のために必要なメンバーを集めました。siroの松山真也と片桐崇門に加え、光学設計が得意な高田徹、文章を紡ぎ出すことが得意な渡辺浩彰の4名で取り組みます。
https://si-ro.jp/デザインとエンジニアリングの融合を目指すSPLINE DESIGN HUBとsiroのコラボレーションにより本プロジェクトに取り組みます。外部メンバーも加え、総勢6名の精鋭チームです。それぞれが異なる専門分野を持っており、多彩なスキルを結集して「ロボティクスによる美しい動き」を追求します。デザイナー、エンジニア、アーティスト、研究者が知恵を絞り、互いのアイデアを高め合いながら、新たなクリエイティブの可能性を探ります。
https://spline-d.com/ https://si-ro.jp/セイコーは、1881年の創業以来「常に時代の一歩先を行く」という創業者の信条を貫き、国産初の腕時計や世界初のクオーツウオッチを発売するなど、革新的な商品を次々と世に送り出してきました。
これからも、革新へのあくなき挑戦で、人々と社会に信頼と感動をもたらし、世界中が笑顔であふれる、感性的価値の高いものづくりを目指してまいります。
会期中にギャラリーツアー、ワークショップを実施予定です。
内容と期日は詳細が決まり次第お知らせします。
2024年10月11日(金)–12月8日(日) 11:00-20:00
水曜日のみ14:00-20:00(11:00-14:00までメンテナンス)
会期中無休 ※入場は19:45まで
Seiko Seed
東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 1F
JR山手線「原宿」駅(東口)より徒歩1分
東京メトロ千代田線・副都心線 「明治神宮前〈原宿〉」駅(3番出口)より徒歩1分
無料
セイコーウオッチ株式会社
小松宏誠、 siro、 SPLINE DESIGN HUB + siro、 セイコーウオッチ株式会社
桐山登士樹 (TRUNK)
※時計の販売は行っておりません。